ハイブリッドソーラーハウスで削減できるCO2の量は?
北関東地区で12枚の太陽熱コレクターを設置したハイブリッドソーラーハウスの場合、年間約1000リットルの灯油を節約できます。
灯油1リットルを消費した際のCO2排出量は、2.53kgなので、1年で約2.53トンものCO2排出を削減できることになります。
灯油の代わりをしているのは太陽熱なので、実はその代わりに『どこかでCO2を排出していました。』ということはありません!
自分自身で
確実にCO2を減らしている究極のエコです!
空気集熱方式のソーラーハウスや太陽光発電との違いは?
空気集熱方式
屋根面のコレクターなどで空気を暖め、ファンの力で床下へ通し室内へ吹出す方式です
問題点1
液体に比べて同体積あたり3000分の1しか熱を運べないため集熱効率が悪く、さらにコンクリートなどの蓄熱体への伝達効果が少ない。
この結果、日が沈んでから翌朝にかけて、もっとも暖房が必要な時間帯の暖房効果がきたいできません。
問題点2
ダクトや色々な箇所を通過した空気が化学物質やホコリに汚染される危険がある。
問題点3
暖かい空気は上昇するため、室内の上下温度にムラが出来る。
吹出し直下と部屋の端での水平方向での温度ムラが発生しやすい。
太陽光発電
生み出される電気エネルギーが何にでも使用できるという質の高さは注目に値します。
しかし、太陽エネルギーから取り出すエネルギー量がハイブリッドソーラーハウスと比較して3~4分の1と効率が悪く、暖房や給湯を目的とする場合には不利と言えます。
電力ならではの用途を考え、使い分ける工夫が必要です。